Visual Studio Code Qt Extension Pack 1.2.0 リリース

本稿は「VS Code Qt Extension Pack 1.2.0 released」の抄訳です。
 

Visual Studio Code向けのQt Extension Pack 1.2.0 のリリースを発表いたします。本リリースは、マーケットプレイスでプレリリース1.1.0として提供されていたものが、正式版として公開されました。新バージョンの詳細を本記事でご覧ください。

カスタムQtインストールの利用

最初のリリースでは、Qtオンラインインストーラが提供していないQtインストールを使用することは不可能でした。 現在では、パッケージマネージャからインストールしたQt、またはソースからビルドしたQtを追加することができます。

  1. コマンドパレットに移動し、Qt: Register Qt (qtpaths or qmake)を選択します。
  2. qmakeまたはqtpaths実行ファイルを選択し、Selectを選択します。

コマンドが選択したQtインストール用のCMakeキットを作成します。

vcpkgでクラシックモードでインストールされたQtも自動的に検出されます。

常に最新のQML言語サーバー

QML言語サーバーは、QMLプロジェクトの開発環境を強化します。Visual Studio Code拡張機能の1.2.0リリースでは、最新のQML言語サーバー実行ファイルを当社のサーバーから自動的にダウンロードします。

これにより、次のQtリリースを待つことなく、QML言語サーバーの最新の改善の機能を利用できます。

その他のプロジェクトニュース

GitHubの設定

GitHubはVisual Studio Code拡張機能の自然な生息地であるため、プロジェクトをGitHubに移行することは当然の流れでした。QtプロジェクトのGerrit設定が唯一の障害で、貢献をためらっていたのであれば、もう言い訳はできません。

リポジトリは現在、https://github.com/qt-labs/vscodeextで提供されています

テレメトリ

現在、Visual Studio Code に組み込まれているテレメトリ API を使用して、拡張機能の使用状況を把握しています。これにより、どの領域が他よりも重要であり、どこを改善することが最も役立つかについて、何らかの洞察が得られることを期待しています。私たちは機密データを収集せず、Visual Studio Code のグローバルなテレメトリー設定を尊重しています。

 

バグやユーザビリティの問題が発生した場合は、https://bugreports.qt.io/VS Code Extension (VSCODEEXT) プロジェクトで報告してください。

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