Squishチームは、クロスプラットフォーム対応のGUIテストを自動化するための究極のソフトウェア品質保証ツール「Squish GUI Tester 8.1」をリリースできることを大変嬉しく思います。本リリースでは、最新のQtバージョン（6.8）向けの新しい自動化パッケージを追加したほか、Squish for Javaの新しいプラットフォームへの移植、Squish for Webで使用するChrome拡張機能のアップデート、そしてSquish IDEの初期ローカライズ版の導入を実現しました。
Squish 8.1に搭載された機能の概要や、アップデートをご検討いただきたい理由については、以下のリリース概要ビデオをご覧ください。
Squish 8.1の注目すべきアップデートのひとつが、Qt 6.8への対応です。これにより、Squish for Qtは最新のQtリリースでビルドされたアプリケーションと完全に互換性を持つようになりました。さらに、すべての主要プラットフォーム向けに提供される新しいバイナリパッケージとソースパッケージを活用することで、アプリケーションをQt 6.8に移行する際も、自動テストを途切れることなくスムーズに実行できます。
これにより、テクノロジースタックのアップグレードがこれまで以上にスムーズに行えるようになります。レガシーテストのメンテナンスでも新規テストの構築でも、Squish 8.1は、Qt開発における最新の進化にテストフレームワークがしっかりと対応できることを保証します。
Squish for Javaの次期バージョンでは、arm64ベースのLinuxデスクトップ上でJavaアプリケーションのテストを開始するために必要なすべて（Squish IDEやsquishrunnerなど）が含まれたダウンロード可能なバイナリパッケージとして提供されます。
バイナリパッケージの提供により、arm64（LoA）プラットフォーム上でのJavaアプリケーションテストが大きく前進しました。これにより、ソースコードの一部をビルドする手間を省き、Squishを使ったテストの自動化が容易になりました。また、arm64ホスト上でIDEとAUTの両方を共存させることが可能になり、LoA上でのテスト環境のセットアップが格段に簡素化されています。
Google Chromeウェブブラウザ向けに、新しいSquish拡張機能「Qt QA Integration」がChrome Web Storeからダウンロード可能になりました。この拡張機能は、従来のManifest V2ベースの「froglogic Squish Integration」に代わるものです。
Google Chromeブラウザでウェブサイトの自動化を行っているウェブユーザーの皆さまは、互換性情報（各ブラウザに必要な拡張機能）や、既存のテストセットアップを旧拡張機能から新しいManifest V3ベースの拡張機能へ移行する手順を詳しく解説した当社のブログ記事をご覧ください。
今回のリリースでは、Squish IDEのユーザーインターフェースが初めてローカライズされ、簡体字中国語（zh_CN）に対応しました。現時点で翻訳は約70%完了しており、今後さらに改善が進む予定です。
対応する言語パックはすでにSquish IDEに統合されているため、追加のダウンロードやインストールは不要です。
Squish IDEの内部で必要な国際化（i18n）対応が完了したことで、今後のSquishリリースにおいて追加の言語翻訳を提供できるようになりました。（今後、日本語版にも対応していく予定です。）
これらの新機能に加え、今回のリリースでは、すべてのSquishエディションおよびソースパッケージにおいて、180以上のバグを修正しました。バグ修正や改善、その他の重要な変更点の詳細については、Squish 8.1リリースノートをご覧ください。また、このリリースに関する既知の問題の一覧は、Squishナレッジベースにてご確認いただけます。
お客様および現在評価中の方は、Qt Customer Portal から Squish GUI Tester 8.1 のバイナリおよびソースパッケージをダウンロードできます。
Squishを初めてお使いになる方や、Squishの各エディションを無料で評価してみたい方は、完全機能のトライアル版 を こちら からリクエストできます。