Google Chrome用Squish拡張機能の移行
11月 06, 2024 by Qt Group 日本オフィス | Comments
Google ChromeでウェブサイトをテストしているSquish for Webユーザーの皆様へお知らせです。Chrome Manifest APIの最近の変更により、Google Chromeブラウザのすべての拡張機能に影響が及んでいます。Google Chrome用のSquish拡張機能の新しいバージョンが、Chrome Web Storeで利用可能になりました。この変更が皆様にもたらす影響と、テスト環境を新しい設定に適応させる方法については、以下をお読みください。
Googleは、ここ数年、Chromeブラウザの拡張機能の記述方法の見直しに取り組んできました。その結果、第3版の拡張機能マニフェスト(Manifest V3)が定義されました。
レガシーなManifest V2ベースの拡張機能を段階的に廃止する予定には、Chrome Web Storeからこれらの拡張機能を削除すること、そして最終的にはブラウザ上で無効化することが含まれています。現在、Squish for Webで「froglogic Squish Integration」拡張機能を使用している場合、Chrome Web StoreやブラウザのGUI上で、すでに廃止の兆候がいくつか見られるかもしれません。
今後リリースされる、マニフェスト V3 の使用を必要とするバージョンの Google Chrome をサポートするために、新しい Qt QA Squish Integration の Chrome 拡張機能を作成しました。この拡張機能は、Chrome Web Store でただちに利用可能です。既存のマニフェスト V2 ベースの「froglogic Squish Integration」拡張機能をお使いのユーザーの方々には、できるだけシームレスに移行していただけるよう、移行パスをご用意しています。旧バージョンの拡張機能は、Google が許可する限り、Chrome Web Store で引き続きご利用いただけます。
新しい拡張機能に対応しているSquishのバージョンは?
新しいManifest V3ベースの拡張機能への完全対応を実現するのは、リリース予定のSquish 8.1です。
Squish 8.1がリリースされる前に、Squish 8.0ユーザーをサポートし、新しいSquishリリースが利用可能になった際に即時アップグレードできないユーザーをサポートするために、新しい拡張機能を使用するために必要な修正を含む Squish 8.0 のスナップショットパッケージを要請に応じて提供します。必要なお客様はQtテクニカルサポートにカスタマーポータルからお問い合わせください。
利用中Chromeバージョンにどの拡張機能が必要ですか?
Google 社が移行のスケジュールを提供しているため、Chrome の複数のバージョンでは、Manifest-V2 および Manifest-V3 ベースの拡張機能を同時にサポートしています。 Squish 拡張機能については、以下の要件を満たすようにしました。
- Google Chrome バージョン 120 以前:
- 「froglogic Squish Integration」(Manifest V2 ベース)拡張機能の使用が必要
- Google Chrome バージョン 120 から 131:
- 「froglogic Squish Integration」(Manifest V2ベース)または「Qt QA Squish Integration」(Manifest V3ベース)のどちらかを使用できます。
- 拡張機能のインストーラは「Qt QA Squish Integration」が優先されます。
- レガシー版の「froglogic Squish Integration」を使用すると、テストレポートに警告が追加され、ユーザーにマイグレーションの必要性を通知します。
- 従来の拡張機能に戻すには、ドキュメントに記載されているように、IDEまたはコマンドラインから拡張機能インストーラを起動します。拡張機能を追加するボタンをクリックする前に、「froglogic Squish Integration」拡張機能ページに移動し、代わりにその拡張機能を追加します。その後、通常のインストールプロセスを続行します。
- Google Chrome 132 以降:
- 「Qt QA Squish Integration」(Manifest V3 ベース)拡張機能の使用が必要です。
Qt QA Squish Integration拡張機能へ移行方法
froglogic Squish Integrationがインストールされた既存環境
新しい拡張機能への移行を開始するには、対応するSquish 8.0 スナップショットまたはSquish 8.1 リリースパッケージを使用して、Squish IDEまたはコマンドラインから拡張機能のインストーラを開始します。インストール処理は、古い拡張機能の存在を自動的に検出し、削除し、新しい拡張機能の通常のインストール処理を開始します。
Squish IDE 内でインストール
Server Settingsダイアログ(Editメニュー→Server Settings)を開き、BrowserのドロップダウンからGoogle Chromeをブラウザとして選択します。右側の「Install」ボタンをクリックして、インストールプロセスを開始します
コマンドラインからインストール
Squishのインストールフォルダに移動した後、次のコマンドを実行してインストールプロセスを開始します。
lib/exec/browserextensionhelper installBrowserExtension google-chrome
squishrunnerとsquishserverが別々のシステム上で動作するリモートテスト環境を使用している場合、squishserverのIPアドレスとポートを指定して、以下のsquishrunnerコマンドを呼び出すことで、コマンドラインからインストールを実行できます。
bin/squishrunner --host <server-host> --port <server-port> config installBrowserExtension google-chrome
重要:テストスクリプトからGoogle ChromeにattachToBrowser
でアタッチし、デフォルトポート (9935) とは異なるポート番号を使用する場合は、IDEまたはテストスクリプトからChromeを一度起動する必要があります。その後、新しい拡張機能のポート番号を設定するか、拡張機能を追加した後のインストール処理中にこの設定を調整します。この設定は、残念ながら新しい拡張機能に自動的に転送することはできません。実行中のChromeブラウザへアタッチ方法に関する当社のドキュメントには、設定場所の詳細が記載されています。
Chrome拡張機能がインストールされていない新しい環境
テストの作成や再生の際には、特別な手順は必要なく、IDEのガイダンスに従うだけで十分です。コマンドラインユーザーは、Google Chromeのインストール手順を確認してください。インストール処理は、お使いのChromeのバージョンに応じて、適切な拡張機能が自動的にインストールされます。
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