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Panasonic Avionics

Built with Qt

Qt で構築された、Panasonic Avionics の機内エンターテイメント

Panasonic Avionics のソフトウェア・マネージャーである Gary Towsend 氏が、毎日 500 万人以上の乗客が利用する機内エンターテインメントシステムの開発に Qt をどのように使用しているかについて説明してくださいました。Panasonic Avionicsの開発者は、Qt（C++とQML）を活用し、インタラクティブなデザインと操作性に集中することができるようになりました。

当社ではQtをさまざまな開発場面で使用しています。例えば、導入前の航空機の配線を認証するための認証アプリケーションの作成にも使用しています。また、小さなハンドセットやゲームパッドから、シートバックモニター、ファーストクラスやビジネスクラス用の24～42インチモニターまで、さまざまなフォームファクターを幅広く提供しています。一度開発したものを何にでも使えるようにしたいと思っています。

Gary Towsend（Panasonic Avionics ソフトウェア・マネージャー）

Qtの強み

Panasonicは過去に他のフレームワークを検討し、流動的でインタラクティブな体験と感動を求めましたが、性能不足のために実現できませんでした。Qtは、彼らが求めていた性能をもたらしました。

Panasonicにとってもうひとつ有利だった点は、QMLレイヤーのおかげで複雑な技術開発を省略できることでした。基礎技術にリソースを費やす代わりに、デザインと操作性に集中することができました。そして、航空会社と協力し、乗客に何を見せたいのかを正確に把握し、カスタマイズすることが容易になりました。QMLは航空会社、デザイナー、開発者との共同作業を可能にします。

新しい次元の将来像

Panasonic IFEシステムにおけるQtの未来は、3D空間の感覚をもたらすことです。ユーザー・インターフェースは非常にシンプルなまま、光と陰影を利用することで、感動的で没入感のある乗客体験を提供します。

Qtのもうひとつの魅力は、常に進化し続けるコミュニティです。Qtプロジェクトは、Panasonic のような企業に門戸を開き、より多くのフィードバックを提供することで、貢献するだけでなく、Qtが将来目指す方向性にも影響を与えることができます。