Jira
Jiraはもともと、バグと不具合の追跡システムとして設計されたものですが、現在ではアジャイル開発チームやQAチームのプロジェクト/製品管理、テスト、要件管理、不具合追跡、リリース計画などの幅広いニーズにも対応できるようになっています。
JiraはSquish Test Centerに統合され、Test CenterからJiraへのテスト結果のプッシュを自動化し、JiraのイシューをSquishのテストケースにマッピングすることが出来ます。
チームはこの統合によって、次のことが可能になります。
トレーサビリティの実現
Squish Test CenterとJiraの間でシームレスな同期を行い、2つのシステム間で移動することができます。
Pulling(プル)
ボタン一つで、JiraのIssue TicketからTest Centerのデータベースに情報を転送することができます。これにより、どのSquishテストがどのJira ticketに関連付けられているかをマッピングすることができます。Test Center に表示される概要ページには、Issue Tickets と関連するテスト ステータスが表示されます。
Pushing(プッシュ)
Squish Test Center にアップロードされたテストは、その結果を Jira にプッシュすることができます。それぞれのケースの結果により、Jira内のチケットの状態が自動的に更新されます(例:解決済み/未解決)。
これらの「プッシュ」と「プル」の操作は、コマンドラインユーティリティによって自動化することができ、新しいテスト結果が Test Center にアップロードされるたびに、結果がプッシュされるようになります。
バグレポートの自動化
JiraのイシューをSquishのテストケースにマッピングすることで、Squish Test Centerにアップロードされたテストが失敗した場合、Jiraで自動的に不具合チケットを開くなど、Jiraプラットフォーム内で自動タスクの実行が可能になります。
生成されたチケットの「 Description 」セクションには、失敗したテストケースと、そのテストを含むテストスイートをリストアップするTest CenterのExploreページへのバックリンクが表示されます。
カスタマイズされたワークフローの処理
Jira では、カスタマイズ、または非標準のワークフローの定義が可能です。カスタムワークフローの利点は、組織固有のプロセスを考慮して設定することができる点です。
Test CenterのJira統合は、統合の設定ページで簡単に定義できる「ワークフロー」フィールドを通じて、非標準のワークフローを処理します。この画面で、社内プロセスに合わせてステートやトランジションを定義し、Jiraに結果をプッシュする際に反映させることができます。
要件
- Jiraインスタンスの可用性、ログイン認証情報。
- Jira 統合を許可し設定を行うためのTest Center管理者権限。
- 統合機能にアクセスするためのTest Center User権限。
ドキュメンテーション
詳しくは、 ドキュメンテーションをご覧ください。