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Hasselblad

BUILT WITH Qt

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インスピレーションを生み出す

1941年以来、Hasselblad のカメラは、月面着陸の第一歩を含め、世界の歴史において最も重要な瞬間や人物を撮影するために使用されてきました。最高品質のカメラシステムをユーザーに提供し、あらゆるタイプのクリエーターが芸術的なビジョンを撮影できるように努めており、画像技術の限界を常に超え続けることを目標としています。 

Hasselblad が技術的なリーダーシップを発揮している最近の例として、新しい中判カメラ X2D 100C が挙げられます。X2D 100C は、新しい 1.08 インチのカラートップディスプレイの Qt for MCUs を含め、すべてのディスプレイに Qt を使用し、カメラの状態や撮影パラメータを記録します。同社がどのように Qt の機能を活用し、世界最高の 100Mpixel 中判カメラで象徴的なデジタル体験を提供しているかをご覧ください。

Qtの特徴 

MPUおよびMCUデバイス間で再利用可能なUI

抜群の使いやすさを実現するツール

GPUアクセラレーションによる最適性能

効率的なマルチディスプレイのUI作成

フレキシブルなフレームワークによる高い拡張性

充実した資料と技術サポート

当社のカメラには電子ビューファインダーとタッチディスプレイが搭載されており、それぞれ異なる解像度で同じGUIが作動します。Qtはその両方に対応します。それから、Qt for MCUsのおかげで、同じワークフローと同じ開発者が、時間と労力を大幅に削減しながら、トップディスプレイ上に小型版のUIを素早く実装することができました。

Richard Röjfors(ソフトウェア・アーキテクト Hasselblad)

Hasselblad X2D 100C カメラの紹介動画

 

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細部に宿るひらめき

他に類を見ないフォルムと機能の融合により、X2D 100CはHasselblad の代表的なミラーレス中判カメラとしての地位を確立しました。Qtテクノロジーは、この画期的なカメラの両方のデジタルディスプレイを動かし、市場で最も強力なカメラをシンプルでスマートフォンのようなユーザーエクスペリエンスに変えています。

MPUを搭載した3.6インチのタッチディスプレイは、強い光の下でも鮮明な画像を表示し、多様な撮影ニーズに対応するために、自由な角度に傾けることができます。解像度は236万ドットで、正確かつ忠実な色彩を再現します。さらに、576万ドットのOLED電子ビューファインダーは、異なる解像度で同じGUIを実行します。最後に、新しい1.08インチのMCUベースのトップディスプレイ は、カメラのステータスや撮影パラメータを表示します。

Qtテクノロジーは、これらすべてのディスプレイを動かし、マイクロコントローラ(MCU)からマイクロプロセッサ(MPU)まで、さまざまなハードウェアソリューションにおよぶ、高性能GUIコンポーネントの再利用を可能にしました。

Qtを使った組み込み機器開発についての詳細

100Mpxの画像でピンチ/ズームするには、Qtフレームワークをある程度拡張してカスタマイズする必要がありましたが、それも簡単にできるようになりました。QMLとC++を分離することで、QMLの部分に影響を与えることなくC++のコードを変更できるのでとても便利です。全体として、これは優れたアーキテクチャだと私は確信しています。

Richard Röjfors(ソフトウェア・アーキテクト Hasselblad)

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効率的なデータ処理と柔軟なアーキテクチャ

Qtを採用したUIは、スワイプ、スクロール、ピンチ/スプレッドによるズームといった一連のタッチスクリーン操作に加え、ボタンやスクロールホイールによる操作もサポートしています。Qt の既成ソリューションにより、開発チームは両方のタイプの対話処理を簡単に効率的に行うことができます。 

Qtアプリケーションのコア機能である、再利用可能なUIコンポーネントのおかげで、Hasselbladチームは3つの画面を、通常の1つの画面よりも短時間で開発することができました。Qt for MCUsは、MPUディスプレイ用に作成されたUI要素の多くをMCUベースのトップディスプレイで再利用することを可能にし、開発の効率化と一貫した外観と操作性を実現しました。

性能面では、バッテリー駆動のハンドヘルドで4コマ/秒×400Mpx(すなわち400Mpx/秒)のバースト撮影を行う場合、効率的なデータ処理が不可欠となります。この点で、Qt GPUアクセラレーション機能は、採用されたハードウェア上で最適な性能を実現しました。

最後に、他のQt対応機能として、素早い起動時間と、100Mpx 画像を良好なフレームレートでピンチ/ズームできることが挙げられます。 

組み込み機器にQtを導入

Qt for MCUsは、私たちの新しいカメラのディスプレイを作成する上で、画期的なものでした。 メモリ、フォント、レイアウトの面で最初は苦労しましたが、Qt Groupからの直接のサポートは非常に助かりました。Qt コミュニティの豊富なオンライン事例を活用し、優れた結果を得ることができました。

Richard Röjfors(ソフトウェア・アーキテクト Hasselblad)

X2D 100C ディスプレイタイプ

ユーザーインターフェース

タッチディスプレイ

トップディスプレイ

電子ビューファインダー

スワイプ、スクロール、ピンチ/スプレッドによるズームを含むタッチインターフェース。カメラグリップにボタンとスクロールホイールを装備。

3.6 インチ TFT タイプ、24 ビットフルカラー、236 万ドット。タッチ機能:フルサポート。傾斜角度:40°、70°

1.08インチTFTタイプ、18ビットフルカラー、158,400ドット

OLED、576万ドット。ビューエリア:100%  倍率:約1.00倍(65mm中判レンズ使用、無限)

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