Qt Creator 12 Betaのリリースをお知らせします。
新機能
- CMakeデバッグ。CMakeファイルにブレークポイントを設定し、Debug > Start Debugging > Start CMake Debuggingを選択してCMakeデバッガを実行します。
- 画面録画。バグレポート、共有、ブログ投稿などに簡単に画面の録画を作成できます。もちろん、上記録画もScreenRecorderプラグインを使用して作成しました。
全般
- さまざまな環境での起動パフォーマンスを大幅に改善しました。
編集
- ClangdとClangアナライザーツールをLLVM 17.0.1にアップデートしました。
- C++のリファクタリング操作には、複数の修正と拡張が加えられました。たとえば、名前変更操作はドキュメントコメントにも適用されるようになりました。
- Markdownエディタには、テキストスタイルのためのいくつかのボタンが追加されました。
- Copilotの統合にはプロキシサポートが追加されました。
プロジェクト
- プロジェクト固有のC++ファイルの命名とドキュメンテーションコメントの設定を追加しました。
- CMakeファイルのエディタは、関数、マクロ、ターゲット、パッケージの定義へのジャンプ、ヘルプツールチップ、大幅に拡張された補完など、多くの改善が加えられました。
- 新しいAnalyze > CMake Profilerアクションは、プロファイリングオプションを使用してCMakeを実行し、結果のトレースを直接CTF Trace Formatビジュアライザで開きます。
- インストーラからのPySideのインストールは自動的に検出されるようになりました。
詳細な情報については、Qt Creator 12の改善と修正に関する変更ログをご覧ください。また、CMake統合の改善に関する詳細なブログ投稿にもお立ち寄りください。
Qt Creator 12 Betaの入手
オープンソース版は、「プレリリース」の下にあるQtダウンロードページで入手できます。商用ライセンスのパッケージは、Qtアカウントポータルで入手できます。Qt Creator 12 Betaは、オンラインインストーラーの Preview > Qt Creator 12.0.0-beta1 の下でも利用できます。問題はバグトラッカーに投稿してください。また、irc.libera.chat の#qt-creatorや、Qt Creatorメーリングリストでもお問い合わせいただけます。
Qt Creatorのマニュアルは、Qt Creatorのヘルプモードで読むことができます。また、Qtドキュメントポータルでもオンラインでアクセスできます。