テクノロジーを通じて日本を盛り上げる:私がQtで歩む道
1月 28, 2025 by Mikio Hirai | Comments
こんにちは!平井幹生と申します。東京近郊で生まれ育ち、現在28歳。Qt Groupでシニアソリューションエンジニアとして働いています。私にとってQt Group での仕事は、単なる「仕事」にとどまりません。日本はハードウェアの分野で世界的に高い評価を受けてきましたが、ソフトウェアやUI、UXの領域はまだまだ発展途上だと感じています。Qtを通じて、こうした分野を盛り上げ、開発者の皆さんをサポートしながら、日本が世界のテック業界でさらに力を発揮できるよう貢献していきたいと思っています。
普段は勉強をするのが趣味という、ちょっと変わったタイプです(笑)。ときどき運動をしたり、映画を観たりもします。最近は『バットマン』を観ました。
では、国際政治を専攻していた私がどうしてテックの世界に飛び込んだのか、少し振り返ってみましょう。
大学の図書館が私を導いた「技術」への道
私が通っていた法政大学での専攻は国際政治でした。正直、他に受かった大学がなくて進学したという消極的な理由だったのですが、最初は政治理論にどっぷり浸かるつもりでした。ところが、調べたいことの多くがあっという間にネット検索で見つかってしまい、「あれ、これって調べるだけならすぐ終わるな……」と思ってしまったんです。そんな私の目を開かせてくれたのが、大学の図書館でした。
蔵書170万冊という膨大な本に囲まれた中で、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどのイノベーターたちの物語を見つけました。彼らが学生寮や自宅のガレージから世界を変えていく様子に強く惹かれ、「プログラミングやテクノロジーで未来を動かせるかもしれない」と思うようになりました。独学でコードを書き始め、手探りでたくさんの時間を費やしてプログラミングを覚え、最終的には創業50年のエンジニアリング企業でソフトウェアエンジニアとして働くことに。周りにITの先輩もいない状態で、自力で道を切り開いていくのは大変でしたが、それでも前に進もうと必死でした。
Qt Group を選んだ理由
最初の会社では技術的な経験をたくさん積ませてもらいましたが、次第に「もっとグローバルで英語を活かせる環境で、自分が情熱を持てるプロダクトに関わりたい」と感じ始めました。そこで出会ったのがQtです。最初は「Qtってフレームワークだと思っていたけど、会社なんだ?」という驚きから始まりましたが、ヘッドハンターの方からソリューションエンジニアのポジションを紹介してもらい、面接を受けてみることに。すると、最初にお会いした方々の人柄に惹かれました。優しくてサポーティブ、そしてとても賢い。ここなら自分が求めていた環境があると確信できたんです。
入社してから3年ほど経ちますが、その間に大きく成長させてもらいました。ソリューションエンジニアからスタートし、2年でシニアソリューションエンジニアへ昇格。チームの中では最年少でそのポジションに就けたのは、Qtのテクノロジーだけでなく、「世界中の開発を支援していく」というQtのミッションに惹かれたからこそ、全力で取り組めたからだと思っています。日本のUI・UX、プログラミング分野がより活性化していくことを願いながら、Qt Group で働くことそのものが社会への貢献につながると信じています。
ソリューションエンジニアの一日
私の主な役割は、日本国内でQtを使ってくださる企業を増やすことです。まずはお客様が抱えている課題をヒアリングし、Qtがどんな解決策になり得るか提案します。マーケティング活動や技術デモの提供、ワークショップの実施など、営業プロセスのあらゆるステップを担当しています。
この仕事で特に面白いと感じるのは、業務の幅の広さ。お客様の声をもとに製品マネージャーと連携してQtのソリューションをより良くしたり、マーケティングチームと一緒にウェビナーやイベントを企画したり、業界を超えたさまざまなプロフェッショナルと協力する機会が多いです。社内はフラットな風土で、上下関係にとらわれず誰にでも気軽に質問やアイデアを共有できるのも魅力です。エンジニアリングだけでなく、営業やマーケティング、ビジネス戦略など多方面に学びのチャンスがあるので、毎日新鮮な刺激をもらっています。
社会に貢献するということ
Qt Group の文化で気に入っているのは、ワークライフバランスを本当に大切にしているところです。日本ではまだ珍しいかもしれませんが、会社から残業を強いられたことは一度もありません。昨年は3週間という長めのクリスマス休暇を取れて、前職では考えられなかったことなので嬉しいですね。また、業務時間内に学習を推奨してくれるので、デザインやテスト、アナリティクスなど、新しいスキルを身につけやすいです。もちろん、自分の意欲次第でさらに深く突き詰めることもできます。燃え尽きることなく成長できる場所って、なかなか貴重だと思います。
スティーブ・ジョブズが語っていたように、私たちの仕事は人類の知識やイノベーションという「大きなプール」に貢献しているものだと感じます。Qtを通じて、ただソフトウェアをつくるだけじゃなく、日本の開発者やそれを支えるコミュニティに少しでも力を添えられたら、それが私の何よりのやりがいになっています。
こうして振り返ると、私は政治学科で学びながら独学でプログラミングを身につけ、今は Qt Group で働いています。好奇心旺盛で、新しい知識を追いかけるのが大好き。そして「社会に何かを還元したい」という思いで日々取り組んでいます。もし私のストーリーに共感する部分があれば、ぜひ Qt Group にも興味を持ってもらえると嬉しいです!
最後に―Qt Japanでは、新たな仲間を募集中です
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。「Qtって面白そうだな」「自分の経験を活かせるかも?」と少しでも感じた方は、ぜひQt Jobs | Software Jobsから現在募集中のポジションを覗いてみてください。
「まだ応募するかは分からないけれど、ちょっと話を聞いてみたい」という方には、カジュアル面談もご用意しています。あなたのこれまでの経験や興味、そしてQtで実現してみたいことなど、気軽にお話ししていただければ嬉しいです。私たちのチームの雰囲気や文化も、ぜひ直接感じ取ってください。
お会いできる日を楽しみにしています!一緒に、テクノロジーで日本を盛り上げていきましょう。
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