本記事は「Commercial LTS Qt 5.15.15 Released」の抄訳です。
サブスクリプションライセンスをお持ちの方向けに Qt 5.15.15 LTS をリリースしました。パッチリリースとして、Qt 5.15.15 は新しい機能を追加せず、バグフィックスを提供します。
Qt 5.15.15 は、標準の Qt 5.15 Long-Term Support (LTS) フェーズが 2023 年 5 月 26 日に終了後の初パッチリリースです。Qt 5.15 のパッチリリースはサブスクリプションライセンスをお持ちの方のみご利用いただけます。詳しくは 2023 年 5 月 26 日の「Qt 5.15 のレガシーライセンス所有者への標準サポートは本日で終了」、「Qt 5.15 のライフタイム延長」のブログ記事をご覧ください。
注: Qt Commercial LTS のリリース情報をメールで受け取る場合は、Qt Announce メーリングリストを購読してください。
Qt 5.15.15 では、Qt 5.15.14 と比較して約 40 のバグ修正とセキュリティアップデートが含まれています。Qt 5.15.15 の修正リストと重要な変更点の概要はリリースノートにあります。リリースノートは Qt アカウントからダウンロードできます: Product: Qt と Version: 5.15.15 を選択してください。
サブスクリプションライセンスをお持ちの方は、メンテナンスツールを使用して Qt 5.15.15 を既存のオンラインインストールに追加するか、Qt オンラインインストーラを使用してクリーンインストールを行うことができます。オフラインインストーラは Qt アカウントのダウンロードで入手できます。
ソースコードリポジトリにアクセスしたい場合は、Code Reviewシステムからアクセス可能です。有効な商用ライセンスを持つ Qt アカウントでログインするだけで、LTS リポジトリにアクセスすることができます。詳細については、商用 LTS リポジトリへのアクセス方法をご参照してください。
Qt for Python 5.15.15 リリースは Qt アカウントから入手できます。ダウンロードで、次のように選択してください。
Qt for Device Creation のイメージは Qt 5.15.15 LTS で利用可能です。Yocto でビルドする場合は、Gerrit をセットアップして Qt リポジトリから meta-qt5 レイヤーを使用してください。Qt 5.15.15のYocto meta-qt5レイヤーを更新し、商用LTSリポジトリを指すようにしてあります。詳細については、商用 LTS リポジトリにアクセスして Yocto を使用する手順をご参照してください。
商用 LTS リリースに問題がある場合は、Qt サポートにご連絡してください。https://bugreports.qt.io にバグを報告可能ですが、サポートチームにもご報告をお勧めします。
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次の商用限定LTSパッチリリースであるQt 5.15.16は2023年11月にリリース予定です。