このブログは「Coco 7.1: Enhancing your user experience」を翻訳・一部加筆したものです。
Cocoチームは、Coco 7.1のリリースをうれしくお知らせいたします。このリリースでは、ユーザーエクスペリエンスの向上に重点を置き、さまざまな小さな改善を行っています。この記事では、Coco 7.1の主な改善点について紹介します。
異なるコンパイル単位で同じソース・ファイルに異なるコンパイラ・オプションや定義が使用されている場合、これらのソース・ファイルの全体的なカバレッジを判断するのが難しいことがあります。Coco 7.1では、アプリケーションのコンパイル時に使用されるコンパイラー・オプションと定義について、より多くの情報と洞察が得られるようになり、この問題に取り組むのに役立ちます。
この分野での改善点の詳細と、この変更で実現できる他のことについては、このリリースと同時に発表した記事をお読みください:『インコヒーレント・インストルメンテーションとは?』
Cocoは、さまざまなコンパイラ、ビルド自動化システム、ツールチェーン、テストフレームワークを幅広くサポートしています。私たちは、お客様の特定のユースケースに関連する情報を見つけやすくするために、ドキュメントを再構築し、改善しました。
このリリースでは、実行時に実行されるコードのみを考慮するオプションを追加することで、C++のconstexprサポートをさらに改善しました。より詳しい説明は、constexprハンドリングのドキュメントを参照してください。
QMLファイル内のJavaScriptスニペットの解析とインスツルメンテーションのバグをいくつか修正しました。
また、カバレッジ・ブラウザとテスト・データ・エディタのユーザー・インターフェイスにおける多くの小さな問題を修正し、いくつかの一般的な計測エラーを防止するための変更を行いました。改善と修正の包括的なリストについては、リリースノートをご覧ください。
3月6日に開催されるウェビナー「Smart Testing Strategies - Unveiling Code Coverage Benefits」をお見逃しなく!Coco 7.1に搭載されたエキサイティングな新機能をご紹介します!
既存のユーザーと評価者向けに、Coco 7.1 用の新しいパッケージが Qt カスタマーポータルで利用できるようになりました。
Cocoを利用したい方は、ぜひQtの無料トライアルを開始してみてください!また、Qtについてご質問あり場合は、お気軽にお問い合わせください。