コードカバレッジツールCoco 6.1のリリースにより、コンパイラ、レポートフォーマット、プログラミング言語要素への対応が拡張されました。主な新機能は以下の通りです。
新規のコンパイラサポート
新たに3つのコンパイラツールチェーンのサポートを追加しました。
ホストプラットフォームのサポートが拡張され、GreenHills、TI、MetaWareコンパイラ用のLinuxが追加されました。
さらに、Visual Studioの改良により、並列ビルドで使用する場合のレスポンスファイルの使用信頼性が向上しました。
CoverageBrowser GUIとcmreportコマンドラインツールは、Cocoの外部でカバレッジデータを表示または処理するためのさまざまなエクスポートフォーマットを提供します。フォーマットは、プレーンテキスト、CSV、各種XMLフォーマットからHTMLページまで多岐にわたります。今回のリリースでは、SonarQubeコードレビューツールにネイティブなエクスポートオプションが追加されました。
Coberturaのレポートを作成し、それをSonarQubeにインポートするという従来のやり方は、もう必要ありません。
C++-23の新しいステートメントif constevalが認識されるようになりました。また、constexpr式はこれまでスキップする必要がありましたが、-cs-instrument-constexprスイッチにより、GNUおよびVisual Studio C++-17コンパイラでのインストルメントサポートが可能になりました。
宣言型QML言語のサポートでは、switch文、ループ、匿名関数オブジェクトについて、いくつかの追加と修正が行われています。
変更点の詳細については、リリースノート(英語)をご覧ください
以上が、記事の内容となります。
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【重要】3月7日より、Test Center、Squish、Cocoの新しいリリースは、Qt Customers Portalからアクセスできるようになります。この変更がお客様にどのような影響を与えるかに関しましては、こちらのブログ(英語)をご確認ください。