このブログは「Axivion Suite 7.8 release」を翻訳・一部加筆したものです。
Axivion Suite 7.8 がリリースされました。新バージョンでは、コンパイラ、設定、解析、ダッシュボード(Web UI)、IDEプラグインに関して、アーキテクチャ検証および静的コード解析の両方が強化されています。
最新のリリースでは、数カ月前に発表されたばかりの MISRA C++:2023 のすべてのルールへの準拠が保証されています。残りのルールを追加することで、Axivion 静的コード解析は、以下の MISRA ルールのうち、すべての自動テスト可能なルールを再び 100% カバーするようになりました。
MISRAガイドラインへの準拠は、組込み分野のあらゆる産業において、また機能安全に関しては特に、ソフトウェア開発に定期的に求められています。
AxivionがどのようにMISRAへの準拠を支援するか、詳細をご覧ください。
Axivion ダッシュボード (WebUI) は、既存の SSO システム (MS Entra や Keycloak など) - OIDC や OAuth 2.0 としても知られています - からアクセスできるようになりました。個人ユーザーにとっては、ログインプロセスが簡素化されます。企業のIT部門は、ツールへのアクセス権をより適切に管理できるようになり、システム全体のスケーラブルなセキュリティにつながります。
Axivion Suite 7.8には、ブランチをサポートし、プロジェクト管理を簡素化する新しいアップロードモードが搭載されています。これにより、ブランチを設定する際に別のプロジェクトを作成できます。マージ中にプロジェクトが削除されても、コメントは保持されます。このブランチの情報は、次の Axivion による自動チェックの際に、メインブランチのノートとマージされます。このようにして、コード変更をより適切に文書化し、追跡できるため、チーム内での長期的な共同作業に特に有利です。
バージョン 7.8 のリリースにより、Axivion Suite は初めてセットアップ GUI と Web UI をローカライズできるようになりました。ソフトウェア開発、特にグローバルに活動するチームでは英語が主流ですが、ローカライズされたインターフェイスを使用することで、ソフトウェア開発者の生産性を向上させることができます。
すでに利用可能な言語パッケージは以下の通りです:
C および C++ のクローン検出とクローン管理は、長年にわたりアクシビオン静的コード解析の標準機能の 1 つでした。この解析機能が C# でも利用できるようになりました。コード内のクローンを早期に検出できるため、ソフトウェアの保守が容易になり、障害を回避できます。新しいリリースでは、C#用の追加メトリクスとスタイルチェックも追加されました。
新リリースのその他の注目すべきハイライトには、最新のEDG C/C++パーサーの統合があります。これにより、Axivion Suiteはclang17などの最新コンパイラ・バージョンと互換性を持つようになりました。アーキテクチャの検証に関しては、開発者はUML(統一モデリング言語)図を使用する際に、PlantUMLという追加のインポートオプションを利用できるようになりました。
アーキテクチャ検証に関連するその他の改良点として、Axivionに内蔵されたグラフ視覚化ツールであるGravisに関するものがあります。ノードに付けられたメモを必要に応じて展開・折りたたみできるようになったほか、メモを単独で追加することも可能になりました。メモを特定の要素に添付する必要がなくなり、柔軟性が向上しています。さらに、使いやすさを向上させるために、Gravisにはズームバーが追加され、ソフトウェア・アーキテクチャの詳細をより細かく確認できるようになりました。
Axivion 7.8 の完全な機能概要については、Axivion Suite のページをご参照ください。
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