Qt Insight 新バージョン1.10のリリースを発表いたします。
Qt Insightでは、アプリケーションの使用状況をカスタマイズして分析できるカスタムフィルタが導入され、洞察力を向上させる多数の改善およびバグ修正が行われています。
カスタムフィルタとは?
Qt Insight 1.10 では、カスタムフィルタが導入され、アプリケーションで収集したカスタムデータの分析が可能になりました。
カスタムフィルタを使用すると、Qt Insight がデフォルトで追跡しない基準に基づいてデータ分析をカスタマイズできます。これらのフィルタは、Qt Insight がデフォルトでは追跡しないデータの収集と分析を行うために開発者が定義した属性であるカスタムディメンションを使用します。これにより、ユーザーの行動や好みに関するより深い洞察が得られ、最終的にはよりパーソナライズされた効果的な意思決定が可能になります。
カスタムフィルタの使い方
Qt Insight トラッカー
- アプリケーションにカスタムディメンションを追加します
- カスタムディメンションを使用してデータを送信します
Qt Insight Trackerのドキュメントをこちらで参照してください。
insight.qt.io サービス:
- カスタムディメンションからカスタムフィルタを作成します
- カスタムフィルタがディメンションに関連するデータの収集を開始します
Qt Insight サービスのドキュメントをこちらで参照してください。
上部のバーからフィルターを選択すれば、カスタムフィルターをどこでも使用できます。
魅力的な改善
画面とユーザーフローの更新
- ガイド機能が強化され、画面とユーザーフローのナビゲーションがより直感的で使いやすくなりました。
フィードバックオプションの改善
- ユーザーはフィードバックを提供する際、連絡を希望するか否かを選択できるようになりました。
アプリケーションエラーの改善
- 参照がクリックからインタラクションに変更されました。
- アプリケーションエラーのドキュメントが明確化されました。
サブスクリプション使用状況表示の改善
- サブスクリプションプランを超えるイベントが、サブスクリプション使用状況で確認できるようになりました。
比較ツールの更新
イベントビューの改善
- 「Load Timestamp」列が追加され、イベントがQt Insightによって受信された日時が表示されるようになりました。
- 「Timestamp Timezone」列が追加され、アプリケーションによってイベントが作成された日時が、デバイスのローカルタイムで表示されたことを明示できるようになりました。
- 表のUIが改善され、ユーザーは表示したい列を選択できるようになり、よりパーソナライズされた体験が可能になりました。
チームメンバー招待
- チームメンバー招待プロセスが簡素化されました。ユーザーのメールアドレスを追加するだけで、その他のユーザー情報はすべて、そのユーザーの Qt アカウントから自動的に取得されるようになりました。
修正
- スクリーンビューでフィルターを変更すると、ページ全体が再読み込みされる問題が解決されました。
- 組織を切り替える際のライセンス情報のレンダリングが修正され、正しく表示されるようになりました。
お試しください
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