この記事は Qt Blog の ”Qt SDK 1.1 RC released” を翻訳したものです。
執筆: Maurice Kalinowski 2011年4月6日
2011年4月6日、Qt SDK 1.1 リリース候補版がリリースされました。このリリースは、数週間前に リリースしたベータ版 を経て、Qt SDK 1.1 正式版へと至る最後のステップとなります。Qt SDK の正式版では Qt 4.7 ベースのアプリケーションを Ovi Store への登録が可能になります。
ベータ版からの主要な改善点を以下に示します。
- Symbian およびデスクトップ向けの Qt 4.7.3
- Qt Mobility を 1.1.2 へ更新
- Qt Assistant を独立したパッケージとして追加(開発者からの要望に応えて)
- Linux 版のインストーラがシステムの Proxy を利用
- Notification API(通知 API)が experimental から "Additional API"(追加 API)へ移動
- Qt Simulator のバグ修正
- インストール/アップデートフローの改善
S60 3rd Edition では Qt 4.7 がサポートされないことを説明する この重要な記事 を確認してください。それらの環境をターゲットととする Qt アプリケーションを開発する場合には Qt 4.6 を使用してください。
最後に、リリース候補版を試す方々向けに、直接パッケージをダウンロードできるリンクを以下に示します:
Forum Nokia のページからもダウンロードできます。
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