これらのリリースについては既にご存知かもしれません。Qt 4.7.2 には Qt Quick 関連の数多くの改善や修正が含まれています。Qt Mobility 1.1.1 にはサポート対象のプラットフォームのアップデートがありました。Qt Creator 2.1 では QML アプリケーションの作成やデザインが可能になりました。
これらに足りなかったものは SDK という名の全てのパッケージをうまく組み合わせてまとめたものです。
というわけで、Qt SDK 1.1 ベータ版のリリースをアナウンスします。前回のリリースでお知らせしたとおり、この Qt SDK はモバイル端末向けの Nokia Qt SDK と、Qt のデスクトップ向けの SDK をマージしたものです。この Qt SDK では Qt がサポートする全てのプラットフォーム向けのアプリケーションの開発が可能です。テクノロジープレビュー版 からの変更は以下になります。
Linux と Mac 版の SDK には Symbian 向けの sis パッケージも追加し、リモートコンパイラにしか対応していないホストからも Qt を端末にインストールすることができるようになりました。全ての変更履歴はインストールパッケージに含まれています。
これらのパッケージは Forum Nokia のページ もしくは、以下のリンクから直接ダウンロード可能です。
プラットフォーム | オンラインインストーラー | オフラインインストーラー |
Microsoft Windows | 15MB | 1,6GB |
Linux 32bit | 23MB | 686MB |
Linux 64bit | 23MB | 687MB |
Mac OS X | 12MB | 653MB |
何かしらの問題が発生した場合は、この記事のコメント欄ではなく、バグトラッカー http://bugreports.qt.nokia.com に報告をお願いします。