Qt Mobility 1.1.0 リリース

Qt Mobility 1.1.0 のリリースをアナウンスします。Qt および Qt Quick を第一の開発フレームワークとするという Nokia の戦略に関する最近のアナウンスと共にこのリリースを誇りに思います。この Qt Mobility のリリースに含まれる QML バインディング はこの戦略に即したものであり、素晴らしいアプリケーションを開発するための強力な機能を提供します。

このリリースには前述の QML バインディングに加え、素晴らしい新機能がたくさん含まれています。まず始めに、Camera API が Multimedia API に追加されました。次に、Maps and Navigation API が Location API に追加され、Nokia Ovi Maps online-maps plugin もパッケージの一部として提供されました。Landmarks API も追加され、マップ上の POI(訳注:Point of interest)を管理できるようになりました。

このリリースには Organizer API や  Versit/Organizer API による iCal のサポートも含まれます。複数のカレンダーを作成したり、オンラインのカレンダーにアクセスしたり、これらの API を使用して招待状を送ることも可能です。

Feedback API により触覚やそれ以外のフィードバックと連携したアプリケーションを作成することが可能になります。また、Document Gallery を使用することによりデバイス内のコンテンツを検索することができます。

最後に、Service Framework API は IPC を利用したサービスの起動 に対応しました。

QML バインディングの話を再度したいと思います。一般的なユースケースの多くの場合において Qt Mobility API は QML で使えるようになっています。これにより開発期間の大幅な短縮とデザイナがプロトタイプをする際の可能性が大幅に広がると信じています。私たちはこれからのリリースでも QML をサポートを強化していきます。例えば、Maps and Navigation API の QML 対応を現在進めています。

私たちは皆さんがこのエキサイティングなパッケージで楽しんでもらえることを願っています!

追記 - Nokia で認証済みの sis ファイルを ダウンロードページ に追加しました。既に Mobility のバイナリをデバイスにインストールしている場合はこのファイルを使用してください。

この記事は Qt Blog の「Qt Mobility 1.1.0 Released」を翻訳したものです。


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