はじめまして、Nokia, Qt Development Frameworks 鈴木 佑 です。
これから Qt をはじめよう! と題してしばらくのあいだ連載を書いていこうと思います。
この連載の目的は、 Qt を知らない方に Qt を使ってもらい、Qt を好きになってもらうことです。C++ の知識、経験がある方を対象に、デスクトップ向けのアプリケーションを開発しながら基本的な Qt のプログラミングについての勉強をしていく予定です。
Qt は C++ 用のクロスプラットフォームアプリケーション開発フレームワークです。Microsoft Windows や X11、Mac OS X といったデスクトップマシンから Symbian、組み込みLinux、Windows CE/Mobile といった組み込み/携帯端末までを幅広くサポートしています。Qt を用いて作られたアプリケーションはそれぞれのプラットフォーム向けにビルドすることでどのプラットフォームでも同じ動作を行います。
Qt の詳細や、最新情報については Qt のウェブサイト Qt – クロスプラットフォームの UI 開発フレームワーク をご覧ください。
Qt での開発にあたってはオンラインドキュメント Qt Reference Documentation が非常に参考になります。こちらのドキュメントには Qt のプラットフォームに応じたインストールの方法や、サンプルアプリケーションの解説、各クラス、メソッドの詳細や、様々なテクニックに関しての詳細な解説などが含まれます。
Qt の本を買って勉強したいという方は Qt の公式の本の日本語訳版 入門 Qt 4プログラミング をお薦めします。
さぁ、それでは Qt をはじめましょう!
次回からはデスクトップ PC での Qt SDK という開発環境のセットアップを行います。
となっていますので、お好みの環境にお進みください。